私が経験した薬剤師としての就職活動
薬学部の在学期間は6年間と大変長いので、高校時代からの知り合いは2年も先に就職活動を開始するという人がほとんどです。
そういう意味で就職活動はどういったものかということを先に知ることができたというのは大きなメリットになったように思っています。
一般の文学系の学部学科を卒業した人に言わせると「薬剤師とか医療系の資格があると就職に強そう」いう意見が聞かれるところなのですが、実際のところそれほど楽というわけではありません。
他の医師や看護師などは知りませんが、少なくとも薬剤師として仕事を探すときにはかなりしっかりと戦略を練っていかないとあっという間に取り残されてしまいます。
就職活動の成否を分けるのはなんといっても情報収集で、どういった場所からどういったスキルを持つ人の募集がかけられているかということを早く知ることが就職活動の第一歩となります。
地域によって求人数や待遇が全然違いますので、通えそうな範囲の求人情報は一通り見る必要があります。
私は東京の他に、家賃が安く生活しやすい、神奈川県の情報も集めていました。
意外に見落としがちな採用時期
病院や調剤薬局などの求人を探すときに案外見落としがちになるのが、採用後どのくらいの時期から働き始めることになるかということです。
日本企業の一般的な採用条件では、夏頃から採用活動が開始されて年度内に内定を出すというものですが、医療機関の中にはそうした一括採用一括勤務開始という方式をとっていないことがあります。
また一般企業のように就職に関する説明会やエントリーシートの受付を横並び一線にしているということもなく、それぞれの施設によって募集時期や面接時機がバラバラであったりします。
薬剤師の資格を生かした求人の中にも、例えば大手ドラッグストアチェーンや治験会社、製薬会社のようなところは一般企業と同じスケジュールをしていることもありますが、病院などの医療関連施設は要注意です。
募集時期もそうですがもし採用された場合の勤務開始時期についてもかなりばらつきがあることも多く、うっかりしていて空白期間ができたり、他の仕事や研究をしているまっただ中から来てほしいと言われたりすることもあります。
一番確実なのは先輩の話を聞くこと
薬剤師としての情報収集の方法としては、学校に寄せられる求人情報を調べたり、インターネットで公開されている求人情報をまめにチェックするといったことがあります。
特に最近は便利に使用できる求人サイトもたくさんあるので、あらかじめ登録をしておくといつどんな求人があるかをすぐにメールで受け取ることができます。
もちろんそうした自分で行う情報収集も大事ですが、それよりももっと確実な方法としておすすめなのが先輩からの意見を聞くということです。
OB・OGを訪問したり、実際に就職活動をした人のレポートを読んだりするとかなり自分の活動のための参考になります。